「答えは目の前の子どもの中にある」
どうもこんにちは! グローバル・メタバース・スクール「Ousia School」学長兼チャイルドコーチのSankaです!
今回、ご紹介する子育て本は、NPO法人親子コミュニケーションラボ代表理事の天野さん著書である「子供を伸ばす言葉 実は否定している言葉」です。
この本は、「5万以上の親子の声から導き出した『本当に効果のある"声かけ"」を厳選した日本の優れた子供への言葉がけ本です。
本日は書籍の中で、親子コミュニケーションでよくあるシチュエーションを3つ抜粋して、OK例とNG例をご紹介していきたいと思います!
ゲームばかりやっている時、叱らずにやめさせられる?
NG例:ゲームばかりやっているとバカになるよ!
母:「ゲームばかりやっているとおバカさんになるよ!」
息子:「今いいところだから邪魔しないで!」
母:「やめなさい!ロクな人間にならないぞ!」ゲームを取り上げ
息子:「おい!まだ途中だったのに!俺は将来プロゲーマーになるんだからいいだろ!」
母:「なっ、プロゲーマー!?なれるわけないでしょ!」
息子:(なんでそんなこと言うんだよ、、、もう相談するのやめよ)
OK例:うまいね!天才だ!クリアしたら一緒に〇〇しよ!
母:「お、ゲームやってるのね。どんなゲームやってるの?」
息子:「ん?『マリカー』というゲームだけど、なんで?」
母:「すごい集中力だなと思って!ハハ感心しちゃったよ」
息子:「これ面白いんだよ!ほら見て、1着でクリアした!」
母:「おー!すごいね!ムスコは何をやっても上手だね!」
息子:「へへ、これくらい俺にとっちゃ、ちょろいもんよ」(ハハ、自分のことわかってくれているな)
母:「よし!これから、リビングを掃除しようと思うんだけど、力仕事が必要だから、ムスコに手伝ってもらいだいんだよね」
息子:「あー、いいよ〜」(僕がハハを助けてやろう)
要約:
子どもの視点にたった言葉がけが大切です。もしあなたが強制的に「命令や指示、介入」されたらどう思いますか?
また子供は大人からすると未知な生物です。「なんでそんなよくわからんことやっているんだろう?」と思うことにも、実は子どもの中には意味があります。子どもの視点に立ち、一緒にこどもの世界を見る意識をしてみてください。
ご飯の前なのにお菓子を欲しがったら、我慢させる? あげる?
NG例:お菓子は1個だけって約束でしょ!
娘:「ハハ、お菓子食べたい!」
母:「もうすぐ夕食だから今はダメ!」
娘:「お菓子!お菓子!おーかーしー!!!」
母:「今、お菓子食べたらご飯食べられなくなるよ?」
娘:「ヤダヤダヤダ!おーかーしーー!!!」
母:「はぁ、夕食ちゃんと食べるならお菓子いいよ、約束だからね!」→夕食を運ぶと
娘:「ハハ、もうお腹いっぱい」
母:(あー、もう!)
OK例:今日はいっぱい遊んでお腹空いたよね?(と言って、栄養のあるおやつを出す)
娘:「ハハ、お菓子食べたい!」
母:「そっか、今日はお外でいっぱい遊んだからお腹空いたんだよね。今と〜っても美味しいオムライス作っています!特別にとうもろこしを差し上げましょう。じゃじゃ〜ん!」
娘:「わー!美味しそう!!!」
母:「これは特別なとうもろこしでーす!パパには内緒だからね、栄養満点さんだよ!」
娘:「トウコロモシおいひー!!!」
母:「トウモロコシ美味しいよね!今、これが入ったオムライスがもうすぐできるから、一緒に食べようね!」
要約:
お菓子を禁止するより、子供が本当は何を望んでいるのかを見極め、認めてあげることが大切です。ただ構って欲しいだけ・親を困らせて、自分に興味を引きたいだけなのかも知れません。
子どもはかまちょです。構ってもらえるのであれば、いかなる手段も使います。だからこそ、かまちゃんの行動に反応するのではなく、かまちゃんが本当に求めるていることは何かに心を傾けてみましょう。
レストランや公共の場で騒ぐ子供を「叱る」以外の方法は?
NG例:やめなさい!レストランでは騒がないの!
娘:「ねね、ハハ、これ買って!買って!」
母:「今日は買いません」
娘:「ねー、買って!買って!買ってくれないとやだ!」
母:「うるさい!お店の中では騒がないの!周りの人に謝りなさい!」
娘:「ヤダヤダヤダ!えーん、、、」(泣きながら騒ぎ始める)
母:「はぁ、もう泣いてないで行くわよ!」(どうすればいいのよ、、、)
OK例:(周囲に向かって)騒いでしまってごめんなさい。(子供に向かって)小さい声で話そうね。
娘:「ねね、ハハ、これ買って!買って!」
母:「お、ムスメは、マジンガーZに興味があって、興奮しているんだね!また家に帰ったら、マジンガーZについて、ハハに教えて!」周りの方に向けて「騒いでしまってごめんなさい。」、娘に向かって「ここはお店の中だから、もう少し小さい声でおしゃべりしながら、ショッピングしようね!」
娘:「うん!わかった!」
要約:
子供に対して正論は意味がありません。世の中の常識・ルールを説明しても、子供からすると「いつも私のことを否定してくる、、、」と受け止めてしまい、逆効果になります。
まずは、今のこどもの言動・行動を「そのまま認める」ことが重要です。
以上が本書籍の37の事例のうち、3つをご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか?
日頃の子供とのやりとりの中で、
「あ〜、自分それやっちゃってるな〜」
というようなNGシーンはございましたでしょうか?
私が本書籍を読んでの気づきも以下3つでまとめておきます。
子どもはかまちょ星人だ!
こどもはいかなる手段を使っても親の興味を引きます。褒められることはもちろん嬉しいのですが、怒られることもまた自分に興味を持ってくれていると感じ、嬉しいものなのです。つまり、怒れば怒るほど、自分では水をかけているつもりが、火に油を注いでいる状態のため、褒めるも怒るもせず、ただ「興味を持って、ありのままのこどもを認めてあげる」ことが大事なのだろうなと。
自分自身が心の余裕を持つ必要がある
やはり自分が心の余裕を持っていないと、どうしても子どもの言動・行動を支配したくなってしまいます。余計な手間を増やしたくないので。ただそうすることにより、将来自分の意見が言えなくなったり、自律できなくなってしまう恐れもあります。だからこそ、まず自分が「心に余裕を持つためには、どのようなことができるか?」を考えることが大切なのだろうなと。
未知なる生物との戦い
子どもは、非常に興味深い生物です。何を考えているのか?何をしでかそうとしているのか?全く読めない生物です。そして親御さんは、自分の脳をフル回転させ、毎日この未知なる生物と戦っております。これは膨大な労力を必要とする大変な戦いです。
ただ元々はあなたも未知なる生物でした。小学校から高校まで教育を受けて、いわゆる「常識」を植え付けられ、創造性あふれる発想は、異端と判断され、未知なる生物はやがて、"社会人"となりました。その社会人にはもう、バイアスがあり、自分でこの世界の箱の大きさ(活動範囲)を決め、その中で暮らしていこうとする。
ただ子どもはそんな箱なんて、まだ作られていないから、容易に"社会人"の箱の外の言動や行動をする。つまり、子どもの言動・行動を理解するには、箱をぶっ壊すか、自分が子ども時代にタイムスリップするしかありません。
箱をぶっ壊すこと(自分のバイアスを取り除くこと)は、とても難しいです。だからこそ、最初は「理解しよう!」と思うのではなく、「認めよう!」というスタンスでいることが大切なのだろうなと
以上、Sankaによる「子供を伸ばす言葉 実は否定している言葉」本解説でした!
この記事が皆さんの親子コミュニケーションの中でお役に立ちましたら幸いです!

最後まで、読んでいただきありがとうございます!
このブログは、2歳の男の子を育てる姉への勝手ながらの小さな贈り物です(誕プレ渡せていなかったので笑)。
日々奮闘する姉の姿を見て、少しでも力になれたらと思い、キーボードを叩き始めました。
同時に、私自身もグローバル・メタバース・スクールの学長として、そしてチャイルドコーチとして、日々子どもたちと向き合っています。
小学生の無限の可能性を引き出すため、常に新しい知識とアイデアを求めてます。
このブログは、姉への応援と、私自身の学びの記録。そして、同じように子育てに奮闘する皆さんへのエールでもあります。
一緒に、子どもたちの輝く未来を創っていけたら嬉しいです!
これからも子育て(特に子供への言葉がけ)に役立ちそうな書籍の解説記事をアウトプットしていきます!
ぜひ本記事を読んでいただき、「役に立った!」という方がいらっしゃりましたら、 「いいね!」や「コメント」をいただけますと活動の励みになります!
また「この本解説して!」という子育て・育児本がございましたら、
どしどし、コメントください!
今後ともSankaをよろしくお願いいたします。
*グローバル・メタバース・スクール「Ousia School」は、 現在無料でこちらから参加できます。 ※無料の理由は、現在試験中のため
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